LC/MSで得られたマススペクトルの例を示します。イオン化モードは、正イオン検出ESIです。複数の付加イオンが観測されていますが、これらは基本的には同一の物質から生成したイオンです。
各イオンのm/z差から、各イオンの種類を帰属する事が可能です。例えば、m/z 265.1435イオンは、ある物質分子にプロトン(H+)が付加して生成したイオン([M+H]+)、m/z 282.1700イオンは、同じ物質の分子にアンモニウムイオン(NH4+)が付加して生成したイオン([M+NH4]+)として帰属する事が出来ます。
このマススペクトルが未知物質由来だった場合、上記の付加イオン情報から、元の分子の質量を計算する事が出来ます。