マススペクトル解析はエムエス・ソリューションズにお任せください。
エムエス・ソリューションズ(株)

LC/MS, LC/MS/MSで得られたマススペクトル解析

LC/MS/MSで得られた未知成分のマススペクトルの解析にお困りではありませんか?

エムエス・ソリューションズ(株)では、マススペクトル解析に関して論理的に解説するセミナー(オンラインも可)を行っています。

左の図は、アミノ酸の一種であるアルギニンのプロトン付加分子のプロダクトイオンスペクトルです。m/z 157イオンは、プロトン付加分子から水分子の脱離によって生成しますが、このプロセスには衝突活性化におけるプロトン移動を考える必要があります。

Arg prodact ion spctrum

ポテンシャルエネルギー曲線

左の図は、フラグメンテーションにおけるポテンシャルエネルギー曲線です。LC/MS/MSで用いられる低エネルギーCIDにおけるプリカーサーイオンの内部エネルギー上昇のイメージを矢印で書いています。低エネルギーCIDではHeなどの不活性ガスとの多段階の衝突によって、プリカーサーイオンの内部エネルギーは徐々に上昇し、幾つかのフラグメンテーションが起こる可能性があるとき最も低い活性化エネルギーのパスを超えたとき、そのフラグメンテーションが優先的に起こります。

ポテンシャルエネルギー曲線

フラグメンテーションが起こる前のプロトン移動

 偶数電子イオンのフラグメンテーションは、正イオンの場合正電荷に向かって近傍の結合の電子が動く事によって起こります。つまり、m/z 157イオンを生成する脱水は、水酸基にプロトンが付加している状態から起こり易いと言えます。しかし、アルギニンの中でプロトンが付加し易いのは2つの1級アミノ基ですから、イオン化の際に水酸基にプロトンが付加する事は考え難いです。

 そこで、右の図に示すように、アミノ基に付加したプロトンが、衝突活性化によって水酸基に移動し、脱水反応が起こると考えられます。

Arginine Fragmentation MH-H2O
お気軽にメールでご連絡ください
tyutaka@sitsuryobunsekiya.com tyutaka@sitsuryobunsekiya.com
受付時間:9:00~19:00
Access

東京都小平市を拠点にお客様のご希望に合わせた現場までお伺いします

概要

店舗名 エムエス・ソリューションズ株式会社
住所 東京都小平市小川西町2-18-13
電話番号 042-308-5725
営業時間 9:00~18:00
定休日 不定休

アクセス

お客様の会社など、ご希望の場所まで直接コンサルタントが向かいます。気軽にご希望の場所をお伝えください。社内の会議室やセミナー会場など、どこでもコンサルタントが駆けつけます。お客様にお越しいただく必要はなく、すべてお任せいただけます。
Contact

お問い合わせ

RELATED

関連記事