初めて単独で執筆したLC/MSの専門書が、株式会社情報機構から出版されました。今まで、質量分析学会や液体クロマトグラフィー研究懇談会の関係者の方達との共著では、20冊以上出版されていますが、一人では書いた事がありませんでした。
今回、セミナーでお世話になっている株式会社情報機構様に声をかけて頂いて、初めての単著本がこの6月に無事出版されました。
LC/MSを用いた定量分析は、企業等の分析現場ではルーティーンワークになっている場合が多く、最近の装置は操作性や性能が良いために、質量分析の原理などは特に知らなくても、業務としてはこなせてしまうと思います。
そんな分析現場で働く方達のために、原理的な事を出来るだけ解りやすく書きました。また、LC/MSの定量分析では、プロダクトイオン分析の原理を使ったSRMという手法が多用されています。この本では、プロダクトイオン分析におけるフラグメンテーションの基本的な考え方についても、しっかり解説しています。価格は高めなので、所属先等で購入して頂いて、是非読んでみて下さい。
以下のリンク(出版社)から直接購入できますが、お問い合わせからご連絡頂ければ、著者紹介割引(2割引)でご購入できますのでご活用ください。
https://johokiko.co.jp/publishing/BA210601.php